○くんは学校の一斉授業に馴染みませんでした。
静かに座っていようと思っても
授業に集中していようと思っても
からだは思うようにじっとしていてくれません。
廊下に立たされている方がまだマシでした。だって空が見えるから。想いは自由に飛んでいけるから。
この子はオカシイ。ちゃんと指導しなくては。そんな視線が刺さります。
机にはいくつもの「○○をしてはいけません」を書いた紙が貼られました。目の前には呪文のように「○○をしてはいけません」。。
アタマでは分かってるのに、できない自分は本当にダメな人なんだ…
○くんはまだ10年も生きてないのだけれど「生きていくのは難しい」って感じていたそうです。
でも、幸いなことに、○くんもご家庭もシフトチェンジしました。
自分の感性に沿って暮らすこと。
自分のことを自分で決めること。
休みを取ることにも、好きなことをすることにも、自分にOKを出していくこと。
それは一見、社会のレールから外れることだから、大きな勇気がいりました。
してはいけない、の毎日から、やりたいことを探求していく毎日へ。
こうしていないとダメ、な場所から、自分らしさを大事にしていい場所へ。
「自分のまんまで居られる場所があるから生きていける」
○くんの言葉です。
○くんは今 好きなこと、楽しいことが次々増えて、嬉しい!楽しい!大好き!が溢れています。
彼の跳ねるようなエネルギーは周りのみんなと響きあって、この波動は波紋のように拡がっていくのを感じます。
自分のまんまで居られる場所。お家でも。社会の中にでも。
全ての子どもたちに、親たちに、どこかにそんな居場所がありますように。
そんな場所を求めていくことにOKを出し合っていけますように。。
nao