何か元氣出ないんだ
外に出たくないんだ
人に会いたくないんだ
特別な理由がある訳じゃないけれど
今はちょっと無理なんだ。
そんな時は根っこの時期。外の動きは見えないけれど、地の下で根っこを伸ばし、必要な養分を蓄える。
ここだねでは、根っこの季節を大事に考えます。
「動けない」「なんだかしんどい」そう「感じて」いるなら、それが真実。理由なんて付けなくていい。
休みが必要な時は休むことが一番大事。周りに合わせて、とか、誰かのために、とか、自分に我慢させたり無理させることはしなくていい。
休むことを自分に許すこと。休んでいいってOKを出すこと。子どもにもそれが必要です。
ここだねでも、ご家族とも、その確認を重ねます。
今 必要なこと。
子どもたちが、子どものうちから
自分のからだとこころを壊さないよう、そのまんまの自分を護りながら、社会とつながれるコツを、自分のやり方でつかんでいくこと。
無理しなくても、自分に蓋をしなくても、つながれる社会、つながりたい社会はどんなもの?
週の何日、一日の何時間だと心地よく暮らせるだろう。
がんばり過ぎたってサインはからだにどう出るだろう。
サインが出たらどうしたら回復していくのだろう。
真面目な子、優しい子、しっかりしている子ほど、自分を追い詰めて限界までがんばって生きます。
低学年の子どもでも、限界ギリギリまでがんばって疲弊し消耗し疲れ切っている子がいます。
だからこそ、休み方を知ることは本当に大切。
この先に続く生き方を見直し、創り直すチャンスなのです。
ここだねを休んでいる子の親御さんと話して、家で元氣にしていますって聞くとホッとします。
ご家族が安心してその子に寄り添っているのを感じるとホッとします。
ちゃんと休むことができたなら そのうち動き出したくなる。
からだもこころもふわっと軽くなって、むずむず動きたくなるから。ちゃんと自分で分かるから大丈夫。
それまで安心して休むこと。
そして、あなたが安心して自分を大事にして過ごせる環境を一緒に考えて、創っていこう。
大人はそんな眼差しで子どもの根っこの季節を見護ります。大人自身の内側にある焦りや価値観を見直す時期でもあります。
休むことを認められているから
帰る場所がちゃんとあるから
子どもも安心して休むことができるようだ。
家族も安心して、休んでいる子どもに寄り添える。見護れる。
ご家族からのそんな言葉に、私達も学ばされています。
大人は引き算が苦手。
足すことばかりを考える。
くたびれたら引き算を。
やらない やすむ
からだも こころも のうみそも。
(nao)