さぁ!今年も竹のシーズンがやってきました!
新月に根本から切り離された竹を、所定の長さに切る「玉切り」と、
枯竹を竹林から燃し場まで運び出して燃やす「竹林整備」がお仕事です。
すると、朝の集合時に急遽…!
「今朝イノシシが捕れたんだよ〜捌くの見たい人見る?」と竹林整備士&えつり職人の想太さん。
えぇーーー!?!?とびっくりしたまま、トラックの荷台に積まれたイノシシを囲む子どもたち。
見たくない子は見なくていいからね、と伝えたけど、ムリムリーー!!と言っていた子達も恐る恐る見に来る。
農家さんの作物が一晩で500キロも食べられてしまって困っていること
ただ駆除するだけでなく、いのちをいただく、ということを想太さんが話してくれる。
みんなでイノシシに手を合わせてから解体。
淡々と黙々と丁寧にナイフを入れていく姿に、子どもたちも吸い込まれていく。
内臓は膜に覆われていて、白く光っていて綺麗で、「思っていたのと違う…」「全然怖くないね…」と呟く子たち。誰一人騒ぐことなく、興味深く見ている。
心臓、肝臓、胆嚢、食道などを見せてくれる。人と同じだね。あんなふうになってるんだね。。
「死体」が「肉」になっていく過程は、私たちが普段スーパーで触れている「肉」とはかけ離れていて、ましてや外食で食べる「肉」とも違う。
思いがけず、暮らしと地続きにある「肉」と向き合う体験になりました🙏🙏
その後はいざ!竹林へ!
竹林での注意点や、何のためにこの作業があるのか、などレクチャーを受けた後は、各々で動きます。
竹林から身体の何倍もある竹を引きずって、せっせと運ぶ子どもたち。
高く積まれた燃し場に投げ込むのにハマる子たち。
巨大焚き火を延々楽しむ子たち。
玉切りに精を出す子はその達成感に自信がみなぎっています✨〜この竹は家造りの建材として使われます
それにしても子どもたち、本当によく はたらけるようになりました!
自分にムリさせずに、自分の感覚でキャッチして、必要なことを見つけて動くチカラ。
自分のチカラを活かしてはたらく。(誰かに言われて、とか、お金のために、ではない「はたらく」チカラ)
遊びとの境界線もあまりないけれど、この活動は明らかに「遊び」ではなく「はたらく」「しごと」。
活き活きとはたらく姿に、それぞれの成長を感じて感慨深いスタッフでした✨
今回は少し延長できるけど…と聞いたら、やる!とみなさん1時間延長。
くったくたの終了時、きらくなたてものやの日高さんが「来月もあるけど、来たい人ー!」って投げかけたら、「はーい(^^)/!!」と子どもたち。
ほんと(笑)!?
来月も来るの!?と12月の予定を思い浮かべるスタッフ(笑)
歴代のここだねの子たちもハマる子多数だったこの活動。
身体はくたくたになるけれど
気持ちよく楽しく動いて、竹林がキレイになって、自分が関わった竹が本物の家造りにも使われるという有用感。
凄いよね自分!という感覚を自分で掴むこの体験。
子どもたちは分かるんだなぁ〜✨
…ということで、来月も。
日高さん、想太さん、きらくスタッフのみなさん、よろしくお願いいたします✨
nao