今年もきらくなたてものやの竹の季節がやってきました!
伝統工法の建築材に使われる竹を、10月、11月の下弦から新月の間の、竹が水を吸わない時期に刈るのです。荒れた竹林整備も兼ねた活動です。
ここだねは2014年の発足以前から、この竹刈り隊に参加してきて、今では卒業生が竹林整備士として現場でここだねを迎えてくれるようになりました✨
竹林の中で
自分のからだを使って動く。
遊んで 働いて 暮らしとつながる
ここに参加している大人たちの
活き活きとはたらく姿に接する。
荒れた竹林に風が通り、光が差し込み、心地よい空間になっていくのを肌で感じる✨
そこに自分がいるということ。
ともすれば、学校教育が合わない自分に自信を失っている子どもたちが
自身に備わっていたチカラに気が付く。
誰かに褒められる成功感ではなく
自分で動いたときの達成感、満足感
その場にいるみんなで味わう喜び。
ゆるやかなつながり。
家庭でも、ここだねでもなく、もう一歩外に出た輪の中で、一人の人として受け入れてもらう実感。
竹刈りで、ここだねは、実はそんなことを体験しています。
画面越しに何でも「体験した気」になりがちな現代っ子たち。
竹を運ぶのも、切るのも、そりゃあ大変な力仕事ですから、敬遠する子もいます。
それでも、この活動にここだねが参加し続けるのは、スタッフがこの活動が好き!というだけでなく(笑)
この奥にある、この活動から学べる宝があることを知っているから。
そして、この宝に触れた子の、その後を知っているから。
体験からしか学べないこと
動いたからこそ分かること
出逢いの中でしか得られないこと。
今回も、初参加の小学低学年さんから、ベテラン中高生の子どもたちが、自らの手で竹林にある宝に触れていました✨✨
そして、当初、一歩も足を踏み入れることができなかった放置竹林が、人の手によって、風通しのいい、木漏れ日が差し込む、気持ちの良い竹林に変化していて
その変化していく現場に、ずっと関わり続けてこられたことを、ベテランさんたちと喜び合いました✨
nao