「夏休み明け」という言葉が子どもの自死と結びつくようになったのはいつからでしょうか。
またあの毎日が始まる…それは光や風の入らないトンネルに入ることとイコールになる。
自分を奮い立たせて平気な振りをすることにも、毎日毎日小さな楽しみを見出していくことにも疲れてしまう…
学校が合わない子どもたちのこころの風景を想う度に息苦しさを感じる時期がまたやってきました。
このコロナ禍は、子どもたちに更に強いストレスを与えています。
年間を通じて子どもの自死が増えている現実があります。
具体的にコレという原因は分からなくても、息ができない感覚を持っている子どもは(大人も)多いのではないでしょうか。
子どものいのちを護るために。
自分のいのちを削らないために。
ここだねからのお願いです。
しんどいな…と “感じ” たら。
こんなんじゃだめだ…!と励ましたり奮い立たせたりするよりも、まず、そのしんどいと感じているセンサーを大切に。
呼吸は大切なセンサーのひとつです。息がラクにできるか、お腹まで入っていくか、感じてみるといいかもしれません。
しんどいサインは大切なSOS。
気付かない振りをしないでね。
緊張していたり
不安を感じていたり
からだのどこかが痛くなったり
気分が悪くなるようだったら
“しんどいんだなぁ”って、その辛さを自分で認めてあげることが、本当に本当に大切です。(子どもも。大人も。)
子どもの居場所や学び場は学校だけではありません。自分の感覚を大切にしたままでも、人とつながったり、学んだり、遊んだりしていくことはできるのです。
大人になっていくために必要なことを身に付けていくことは、学校外でもちゃんとできます。
生きることがしんどい。
これまでたくさんの子どもたち、親御さんたちの訴えに出逢ってきました。(私自身も子ども時代も子育て時代もここを通ってきました。)
繊細で敏感で優しくて真面目な子ほど、追い詰められています。
真面目で一生懸命な親ほど、自分のことも子どものことも追い詰めてしまいがちです。
学校を休んだり、レールから離れることは怖いかもしれません。周りの大勢の人と違うことを選ぶのは勇気がいります。
でも、そこには、同じように悩み迷いながらも、そこを選んでいる仲間がいます。
あなたが劣っていたり間違えているのではありません。あなたのセンサーはちゃんと機能していて、このままじゃ息ができない!とSOSを出してくれているのです。
今の選択は今のもの。一生を決める訳ではありません。いつでも、今ここから、何度も何度も選び直していけます。
だから安心して、“今” “心地よい”と感じる方を選んで大丈夫。
世の中は広くて
人々は多様で
人生は永い。
奇跡の連続で生まれてきた、奇跡のカタマリのいのち。
そのいのちが、安心して、自信をもって生きていけることが、何よりも何よりも大切です。
全国展開のキャンペーン「#学校ムリでもここあるよ」が始まっています。全国各地の子どもの居場所や相談場所が登録されています。是非サイトをご覧ください。
ここだねも、相談や見学などを無料でご提供しています。(対面とオンライン。ご予約はmail@kokodane.orgまでお気軽に)
子どものいのちをまもりたい。
大人同士がその想いでつながっていけたら、きっと何かが少しずつでもよい方向へ動いていくように思います。
しんどいな…と感じたら。
しんどそうな子がいたら。
こんなところもあるよって、ひとつの情報として伝えてみてください。
大人達で創る大きな輪が、子どものいのちを守っていくことができますように🌈✨
生きるって案外楽しい。
子どもたちがそんな光を感じながら暮らしていくことができますように🌈✨
nao