釘1本

竹仕事のあきさわ園訪問時。

着々と進んでいる加工所建築をいつもわくわくと覗かせていただく。

ひとつひとつに関わらせてもらってきた建物が職人さん達の手で刻々と姿を変えていく様にはいつも感動する。

今日は棟梁も大工さんもいらして、子どもたちの顔を見るなり「釘打ってみるかい?」って!

そんな大事なこと、いいんですか??(ダメでしょ!?)壁にトンカチの痕付けちゃったら大変!!(ムリムリ!!)

最初はおよび腰の私たちだったけど、「大丈夫。やってごらん。」っ優しい笑顔ですすめてくださって。

 

失敗する怖さより、やってみたいワクワクが勝ってしまった(笑)

ひとりづつ 釘1本ずつ 打たせてもらいましたーー!!

 

疲れも眠気も吹っ飛ぶ緊張感!!

他の子が打っていても、みんなでドキドキハラハラしながら見守り応援。

 

壁を打ってしまうくらいなら、手を打ったほうがいいって、左手をがっちり添えて釘を打つ、真剣な横顔。

大人は何にも言わなくても、建主さんの想い、建築士さん大工さんたちの想い、作業してきた自分たちの想い… “大事にする”ってことを、言葉ではなく、つながりの中で、体験の中で“分かってる”子どもたち。

 

得難い体験をさせていただきました!あの壁の、あの1本の釘。大人になっても忘れないだろうな。

 

きらくなたてものや ひだかさんのプログ

 

(nao)