一歩踏み出す余白時間

伝統工法建築きらくなたてものやさん。今は鎌倉に建築している一軒家が現場です。

この現場での竹小舞(竹を割って、節をとって、長さに切って、棕櫚縄で編んで、壁の芯を作る)も4回目。

 

日程をもらった時、何回行けるかなーと思っていたけど、メンバーは変わりつつもここだねとしては結局全日参加してます(笑)

 

竹小舞の作業ができなくても、気が向かなくても、気分が変わっても、

作業の種類もいろいろ、子どもの興味やチャレンジもいろいろあって、毎回それぞれに得ていくものがあるところが素晴らしい時間です。

 

ノコギリ使ったり

ナタを使ったり

竹割器を使った竹割に加わったり

ハシゴを上まで登ったり

棕櫚縄を切って運んだり

大工さんの仕事をすぐ間近で見たり

誰かに何かを頼んだり

自分の意思を伝えたり

 

自分のことを自分で決めていくのはどこにいても同じ。

 

自分の心地よさを大事にしながらも、何かにチャレンジしていって、あと一歩を踏み出す余白時間があります。

この余白時間がポイント。

 

躊躇したり、行ったり来たりしながらも、その余白時間を味わうことで

エイヤッと自らもう一歩を踏み出していく瞬間を、いくつもいくつも見てきました。

 

やったね!!

ってハイタッチしたい気分です。

 

やった!できた!ドヤ!!と、瞳が誇らしげに輝く瞬間✨

 

柱の線だけだった家の骨格に、竹が編まれて面になって壁の芯ができていく過程を見ているのも、関われるのも楽しい体験だけれど

どこにいても 何をしていても

人間的成長のきっかけはあちこちにあり、護られた余白時間の中で、自らのチカラで、

またひと回り殻を破って大きくなっていく子どもたちの姿は、今と未来の光のようです✨

 

自らのチカラで一歩を踏み出す。

そこには大人のあたたかな視線に護られた余白時間があるのです。

 

 

 

nao