学校に行かなくなった子にとって、フリースクールが天国かというと、そんなことはありません。
意識でも無意識でも、学校に足が向かなくなった理由があり、行かなくなるまでの葛藤があり、
その葛藤は子ども自身が抱えるものも、親の葛藤を感じ受け取ってきたものも、とてもたくさんあります。小さな手では抱えきれないくらいたくさんあります。
学校行かないなら、フリースクールに行きましょう。と、そう簡単なことではないのです。
毎日どこかに行って、決められたこと、やらなくてはならないことをする、それが必要なんだ、それが義務教育なんだ、
そのような考え、感覚から自由になるには、子ども自身も、親も、時間が必要です。
ここだねにつながって、張り切って通っていた子が、通わせていた親が、余計なチカラが抜けてきて安心してくると休みに入る。そんなこともよくあります。
お家に籠もって休む時間がやっとやってきた。ここだねではそう受け止めています。その子にとっての“ここだね!”と感じられる場所は、その時は、家であり、部屋なんですね。
安心して過ごしてね。
大丈夫だよ。
寄り添う大人がそう思えたら、子どもは安心してがんばってきた羽を休めることができます。
ここだねにできることは
家に籠もる子を見守る親御さんの支えとなること。先の見えないこの時期は見守る方もしんどくなることがありますものね。
そして、来たくなったらいつでもおいで〜と、その子にドアを開いて部屋を暖めて待つこと。
先日、お家でしっかり休んで、動き出した子が、釣った魚を持ってきてくれました。
火を熾して炭火でじっくり焼いて、みんなで食べました✨
それはもう美味しくて✨嬉しくて✨楽しいひととき✨✨✨
お家も飽きてきたからお友達と遊びたい!そう感じてからつながった子は、様々な体験も、子ども同士の遊びも活き活きとのびのびと楽しんでいます。
その子のここだね!っていう場所は、その子のタイミングで出逢っていくものなんですね。
どの子も その時の “自分のここだね” と感じられる場所で安心して心地よく暮らしていけますように。
どんな時も“個々”の中にある“種”を信頼して過ごしていけますように🌱
ここだねはそのお手伝いができる場としても開いています。
nao