8月31日に、「NPO法人ここだね」となりました。
「コミュニティスクール・ここだね」の誕生から丸4年。
「フリースクールここだね」に成長してから1年半。
家族で始めたホームスクールの時代から、たくさんのご縁をいただき、出逢った方々と共に、育ち合ってきました。
「ここだね」を必要としている方々に必要な情報が届き、つながり、学び合い、助け合い、分かち合い、こころ豊かに生きる人が増え、
より多くの人が、安心して、こころ豊かに生きられる社会が創られていくことを願って行動していきます。
今後とも応援よろしくお願いいたします。
NPO法人ここだね
代表理事 深沢武、深沢直子
(※NPO法人ここだねは、共同代表制をとっています。)
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<設立趣旨書>
近年、子どもを取り巻く課題として、学校生活における息苦しさ、居場所の無さ、いじめ、発達特性の無理解、暴力行為など様々な理由による不登校、ひきこもり、学習の機会や他者との関わりの減少、人間不信や社会不信の増加、将来に対する不安、経済的格差による不平等、生きる意欲の喪失など、社会的課題が複合的に積み重なっている状況があります。
それらの社会的課題を解決するためには、すべての命が大切にされ、だれもが自由で、平和で、健康で、こころ豊かに生きられる社会を構築していくことが重要です。
私たちは、2014年9月に「コミュニティスクール・ここだね」を任意団体として立ち上げ、自然、仲間、仕事とのつながりを大切にしながら、学校でも家庭でもない居場所を創る活動を継続してきました。
2017年4月からは拠点を構え、コミュニティスクールからフリースクールへと名称を変更し、居場所や体験活動に加えて学習活動の提供も始め、子どもたちと、つながった大人たちとで、感じ合い、学び合いながら、こころ豊かに生きられる平和な社会を創っていくフリースクールとして活動を展開しています。
2016年12月に「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律」(略称「普通教育機会確保法」)が成立し、この法律によって、子どもが休養する権利や、学校以外の多様な場で学ぶ権利が、公に認められることになりました。
しかし、在宅で過ごしている子どもたち、保護者、地域の方々への周知が進んでいるとは言えず、経済的保障も無い中で、悩み苦しんでいる親子もいます。フリースクールが学校をはじめとする関係機関と連携し、必要な情報提供や相談支援を行なっていくことは、子どもたちの多様な場で学ぶ権利を護り、社会的理解を広めていくために重要な活動です。
また、子どもたちの権利が護られ、こころ豊かに生きられる社会を創っていくためには、子どもたちの教育だけでなく、大人たちも学び合って行動していく社会教育が重要と考えています。大人たちが、自由で平和で健康で、こころ豊かに生きることで、子どもたちも安心して生きられる社会が創られていきます。
この度、フリースクールここだねが提供する活動を、必要としている方々に広く提供できるように、法人化することとしました。法人化にあたっては、より多くの方々の支援を受けられるように、活動の透明性が求められるNPO法人として設立することとします。
私たちは、すべての命が大切にされ、だれもが自由で平和で健康で、こころ豊かに生きられる社会の重要性を念頭に置いてフリースクールの実践活動を展開し、多様な学びの場を求める子どもたちと、子どもを取り巻く社会のすべての人に対して、子どもの健全育成、社会教育、人権擁護、平和の推進、福祉の増進等に関する事業を行ない、公益に寄与するためにNPO法人を設立します。
平成30年5月27日 NPO法人ここだね設立代表者