「感じること」を最優先に、体験を大切にしているここだねですが、実は勉強も大事に考えています。
たまには勉強のことを書いてみようと思います(^^)
いわゆる「不登校」になると、「勉強」はどうする?という不安の声が多く聞かれます。
子どもたちも同様に「勉強」に対して不安を感じていたり、引け目を感じている子は少なくありません。
勉強につまづいて学校に行けなくなった子もいるし、みんなと同じようにできない…と、どんどん自信を失っていく子もいます。
そのうち、勉強を再開するタイミングを失い、もう今さら何から始めたらいいものか…と人知れず途方に暮れているという声もたくさん聴いてきました。
ここだねでは “勉強しなさい” とは言いません。
でも、自分を磨いていくために、勉強 “も” 必要。何歳になっても自ら学んでいくことは大切なことだと伝えています。
あなたに必要なところから、あなたが分かるように。子どもには教育を受ける権利がある。
大人には子どもの権利を護り、助ける義務がある。
そう伝えています。
でも、そうは言っても、子ども自身も大人も、なかなかうまく付き合えないのが「勉強」ですよね。
ここだねでは、勉強を始めるには順番があると考えています。
一番に来るのは「安心」。
安心して自分らしく過ごせるようになって、初めて、できなかった何かにチャレンジする準備ができてきます。
ちょっと困難なことにも根気よく取り組むようになるチカラは、勉強よりも農作業や物作りを体験したほうが、ずっと効果的。
いろんな体験を通して、取り組むチカラを付けてきた子どもたちは、自ら「そろそろ勉強もやろうかな…」と匂わせて(笑)きます。
そこが始めるタイミング👍
この順番を間違えるとうまく進まない気がします。
ここだねの学習時間の合言葉は「比べない」。「比べていいのは自分だけ」。
学年も兄弟姉妹も親も、誰かと比べることはしちゃいけない。
未熟な自分を磨く。そのための勉強です。
間違えても、分からなくても、それは全然恥ずかしいことじゃない。やればやった分だけチカラになる。
できた!わかった!の喜びが、子どもを育てる栄養になります🌱✨
朝学習・放課後学習・週イチの中学生クラス・個別学習などの勉強ができるチャンスに、やれるだけ、やりたいだけ、コツコツと積み上げていっています。
それは地味でスポットライトを浴びない時間。コツコツと自分を耕す時間。
チャンスがあること、サポートがあること、仲間がいることが「勉強もやってみよう」という気持ちを継続的に支えてくれます。
特に中学生達は、ちゃんと進んでいるという安心感と共に、次の進路選択に向けての自信も積み上げている様子が、その眼差しから感じられています✨
子どもが自信をつけていく いくつもの体験の中に「勉強」もあるのだと教えられます。
「勉強」は、他の様々な体験と同様に、教えてくれる大人との信頼関係と、学校外の学びを選んでいる自分自身への自信と信頼を育てていく時間でもあるのだと感じています。
nao