今年は小5以上のメンバー6名でテントキャンプ!
何をするか、何を食べるか、何をどれだけ買えばいいのか、持ち物は何が必要か、などの準備からミーティングをしてきての2泊3日。
テント泊が初めての子がほとんど。
キャンプ道具や、テントを立てるなどのひとつひとつが初体験✨
電気もガスもない中で、ご飯を作って食べること。
水道までの水汲み。
たくさんの自由時間。隙間時間。
初めての体験の中で、自分が心地よく在りながら、仲間と和をつくる。
あそびと、暮らしと、はたらくことの境界線がなくなって
何しようかって、その時の気分で話し合い、動きを決めていく。
歩いてすぐの海で遊び
トランプをして
行きたい人で買い出しに出て
ごはん作りも片付けも、役割を決めていなくても自主的な動きですんなりうまく回っている。
夜の海で月を見て。
ハンモックに揺られて。
ただただ平和な時間。
…のはずだった。
二日目の午後、急な雷雨。
雲行きが悪くなり、海から上がった途端降り出した雨と、バリバリと飛び上がるくらいの迫力で鳴る雷。
テントからコンクリート作りの炊事場に避難するものの、雷は怖いし、いつ終わるのか分からずに不安でいっぱいになる子達。涙を溜めて耐えている子もいる。
必ず雲は通り過ぎる。
今、命に危険はない。
テントが水浸しになっても、最悪でも濡れるだけ。
大丈夫。
私たちは何も失わないよ。
勇気付けつつ子どもたちと共に居る。身の安全を護りながら。こころを温めながら。そしてできる限り、テントと荷物を守る。
咄嗟の事態に大人も役割分担して、できることに最善を尽くす。
ほどなくして雨が止んで、テントに戻り、とりあえず火を焚くことにする。
とりあえずお湯を沸かして、温かいお茶を淹れる。
怖かったね、と、言葉にして話す。怖かった気持ちを放す。
よく乗り越えたね、と、労わり合う。
さて。テントは一張が水没。今夜は眠れそうにない。他のサイトに新たに張るか(キャンプ場から貸し出しの提案)何人かは車中泊にするか。
車中泊!?とワクワクする子たち(笑)
ワクワクが戻ってきて、笑顔が戻ってきて、お腹が空いたことに気付く
ちょっと早めだけどご飯にしよう!
ひとつの火を囲んで、食材を焼く。美味しいね!とモリモリ食べる。
今日は疲れたから早目に寝られるようにしよう、と、後片付けして、寝る用意をしたのに…眠い目をこすりながら、ランタンの灯りでトランプ大会(笑)
ぐっすり眠った3日目の朝には、すっかり住民のように馴染んだ子どもたち。
寸暇を惜しんで遊び
よくはたらき
困難な状況を乗り越え
響き合い、労わり合いながら過ごした2泊3日。
たくさんの経験を自分のペースでゆっくり消化していってね。
いつもの安心安全なお家から出て、図らずも大冒険をしたかのようにストーリー満載になったテントキャンプ。
夏休みが空けたら、またみんなで会えることが嬉しい✨その時は、たくさんの想い出話をしようね。
きっと何年経っても忘れない3日間。いつか、蒔かれた種から力強い芽が出てくるといいな🌱✨
nao