2024年のクリスマス会🎄
この日を目指して「ここだね劇団」は準備を重ねてきました。
今年は3年目の子が2人、2年目の子が2人、初めての子が4人の演劇チームでした。今回は中学生も大人も出演せずに、2年生から6年生まで小学生のみの8人がメンバーでしたが、ここまで本当によくやってきました。
上演作品は「ココニアル物語 第3部~二つの杖」で、初回からのシリーズ作。
「前回と同じ役で出たい!」「魔女がいい!」「博士をやりたい!」「小人の国があったらいいね!」「杖が出てくるといいね!」「初回のマジックボックスを使おうか!」「笑いと感動の両方がいいよ!」「正義と悪のたたかいはあるといいね!」「死ねとか殺すとかは小さい子も観るから教育的に良くないよ!」「目立てれば、正義でも悪でもなんでもやるよ!」
メンバーの思い思いの意見やアイディアをできるだけ取り入れながらも、より一層おもしろさを出すために、俳優さんたちに「こんなセリフだけど言ってくれる?」「悪役やってみない?」「ここで歌って踊ってくれる?」なんて交渉しながら、台本づくりをしました。悪役が不足しがちなため、今年は一人二役の挑戦や、悪役への途中転向もありました(笑)。
今年は人数も多かったので、9月にチームを結成して、早めに台本を作って、10月から練習をはじめたけれど、全員が揃ったのは、1週間前の1日のみ。ほんとうによくやりました。
本番で他の子のセリフや動きで笑ってしまわないように、練習では飽きるほど笑いました。
本番では、悪役のつけヒゲが落ちるハプニングがあり、会場は大爆笑でしたが、舞台のみんなよく持ちこたえました(笑)。これも台本どおりということで(笑笑)。
本番も大事ではあるけれど、何よりもここまでの4か月、目標に向かって一緒に準備の時間を重ねてきたことが大切な学びでした。
遊びたい気持ちがあっても練習を優先したり、休みの人の分を誰かが補って練習したり、家でも親に内緒で練習したり、ゴールに向けて自分の気持ちを整えたり、仲間との関係が深まったり、多くの経験ができました。
それぞれ挑戦した分だけ自分に返ってくる、目に見えない財産を受け取ったことでしょう。この大切な学びの経験が、きっとメンバーそれぞれのこれからの人生に役立つことだと思います。
スタッフは舞台には出ませんでしたが、台本を作ったり、衣装を作ったり、エンドロールの動画を作ったり、パンフレットのイラストを描いたり、劇に出なかった子も、大道具づくりのお手伝いをしたり、みんなで演劇チームの子どもたちを応援してきました。
劇に出て楽しかった子、次こそは挑戦してみたい子は、また来年やりましょう!
今年も楽しさはココニアル「ここだね劇団物語」でした。
(take)