エネルギーとお金と心地よさ〜感謝祭を終えて〜

感謝祭のまとめが全て終わりました!
売上げの計算、使い道の話し合い、「なつだね!part4」での3日間の達成感と疲労感と共に、最後の締めまで子どもたちよく取り組みました。
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(体験参加の子にとっても大きなチャレンジだったことと思いますが、「楽しかった!またやりたい!」と言ってくれてホッとしました(^^))
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今回は全てドネーションだったので、値段が面白いくらいに多様でした(笑)
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そして、子どもたちは、労力と報酬が比例しないことを学びました。
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売上げの計算をしながら、ドネーションの場合、お客さんは何に対して値段を付けるのかということを子どもたちが考察し始めました。
〜もちろんただただ楽しかったからOK!ってひともいましたが…〜
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お客さんの目の前で焼いたり包んだりの行程を見せたお店は売上げが伸び、どんなに手間暇かけてても裏方で見えないお店は、売上げが伸びなかったのです。
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このことは、本当にいい学びでした。
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「やったことがなかったら、大変さも分からないもんね」
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「誰がどんな風にお店をやってるのか、お客さんから見えることが大事だね」
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「すごくこだわって準備したお店は、高くてもそれに見合った値段を胸張ってつけてもいいね」
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次に活かすための話し合いは、大人にとっても示唆に富んでいました。
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かけた労力がお金に直結しなかったことについて、私は子どもたちがもっとがっかりするかとおもっていました。
でも、子どもたちの学びは違うところにあったのです。
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かけただけのエネルギーは 楽しんでるお客さんの姿を見て 喜びとなって返ってきた。
大きな達成感で満足だった。
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そして、売上げが伸びなかったお店も、今回は売上げを店長が貰うのではなく、みんなで、チームで、まとめたのがよかった!って。。。!
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チームだから、、
稼ぎ頭がいて、全体として黒字になった。
お金にはならなくても場を盛り上げる役目がいて、、いろんな役割があってそれがよかったって!
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はたらくということと、対価を貰うということ、
誰かのためにはたらける喜び
チームで補い合い、分かち合う喜び
次の社会が向かっていく先を照らしているように思いました。
そこは、みんなが自分の喜びに正直でありながら、みんなが心地よくあれる社会。。。
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最後に売上げの使いみちについて話し合われました。
これも思い切りがよく、大体3分の2を子ども達が自主運営する「子ども貯金」へ。
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3分の1は募金へ。この額も行き先も話し合って決めました。
東日本
西日本
熊本
パレスチナ
難民
環境系
希少動物の保護類……
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ネットで調べながら、話し合っていくうちに…
「逗子市花火大会募金」!
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毎年みんなで海辺で見る花火大会。
「楽しませてもらうから!!」
「募金が何に使われるのか、見られる!」
「面白いね!」
「これいい!」
…ということで、募金の預け先も決まりました!!
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想定を遥かに超えて、深い体験をした子どもたち。
次は新年1月くらいに、寒ーーい中の、あったかーーーいお店をやるそうです!!
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子どもたちのチャレンジを支えてくれる、
保護者のみなさん、スタッフのみんな、足を運んでくださったみなさま、こころを寄せてくださったみなさま、
大人のあたたかな輪に改めて感謝します。
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ありがとうございました!!
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(nao)