大事なことは学校でも同じ?

ここだねキッズに渡したメッセージ
「こどもたちへ」の一節。

~大事なのは、休みたい時にしっかり休める。そして好きなことと出逢うことなのです。~いつもいつも走ることが大事なのではありません。~

がんばりやさんのNちゃん。4年生。日常の居場所は学校です。
初めてここだねに参加した時は
「自分だけ楽しむのは、学校に行ってがんばっている子に悪い」
と、楽しむことに引け目を感じていました。

「何やりたい?」
「どっちがいい?」
答えは、いつも
「どっちでもいい」

ゆったりとした過ごしを重ねるうちに
やりたいことがふつふつと。
そして、やってみる。
やりたいだけ、やれるだけ、想いを叶えていく。という
体験を積み重ねて、エネルギーがぐるぐると回りだしました。

やりたいこと。
やりたくないこと。
今は言葉ではっきりと伝えてくれます。

そんなNちゃんが まっすぐな瞳で聞いてきました。
「あの紙に、書いてあったこと、学校でも同じなの?」

学校で休みたいって言うときは
頭やお腹や、どこか痛くならないと保健室に行けない。
どこか病気にならないと休みは認められないと言います。
大抵の学校は、そんな時、熱がないと認められなかったり、
うまくいけば少し休ませてくれるけど
次の授業が始まるときには教室へ戻されると
子どもたちが言います。

子どもが休みたいって発信する時は
がんばってがんばった末に
限界を超えて
勇気を出して訴えているのだけど、
まぁ大体の大人は
「まだもうちょっとがんばれるよね」って
流してしまいがち。

休みたいって言うことはいけないこと?

私はもう限界。
少し休みたい。
そう自分のことが分かることは
この先ずっと こころも身体も壊さずに生きていくために
必要なスキルなんだけどね。

Nちゃんと話しました。
「本当は学校でも同じだよ」
「でも、学校では認められないんだね」
「伝えていこう。子どもと大人と一緒に伝えていこう」

学校でも同じだよ。
子どもも、先生たちだって、
もう限界!!って時は休みましょ。
ちょっと休んだら、また、歩き出せるよね。

休むことも大事なこと。
学校だって同じだよ。